妙義山(金洞山上級コース)登山!恐怖の鎖場「鷹戻し」ピストン

2018年3月下旬、友人N氏と共に妙義山金洞山上級コースに行ってきました。

 

妙義山について下調べ

前回、初登山にして両神山八丁尾根コースを登り、鎖場の楽しさを知ってしまった私とN氏。

さらなるスリルを求めて妙義山上級コースに挑みました。

 

前回の両神山登山レポートはこちら!

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妙義山の鎖場はマジでヤバイ!?

他の方の登山レポートをいくつか見ると、「鷹戻し」と呼ばれる垂直の鎖場がマジで恐怖とのこと。

切り立った崖ということもあり、もし落ちたら地上まで約1000メートル落下することになりそう。

毎年墜落事故も発生しているようで、本当に危険なところであると認識しました。

実際の道中でもうんざりするほどの警告板がありました。

 

石門巡りコースにも鎖場が多い

初心者向けの石門巡りコースにも鎖場が多く、金洞山に向かう途中まではそちらを通るので、頂上に行かなくても楽しめそうでした。

 

遅めのスタート

東岳まで行ってエスケープルートで帰ってくる計画なので、出発はゆっくり。

11時に中ノ岳駐車場に到着しました。

この岩山を登るのか・・・とワクワクしてきます。

 

今回のルート(予定)

第1石門から見晴台を経て中ノ岳、東岳を登り、エスケープルートで下山。神社に寄って駐車場まで戻るという計画でした。

 

登山開始

11時30分 登山開始

 

登山口

登山口までは車で走ってきた道を少し戻ります。

ここ、頭文字Dの聖地なので車やバイクが攻めに来てます。気をつけて歩きます。

 

かにのこてしらべ

さっそく鎖場がありました。

後から振り返ると、まさに「こてしらべ」。

鎖を使わなくても登れます。

 

かにのよこばい

テンポよく鎖場が出てきてとても楽しいです。

ここも斜面が緩やかなので、鎖を使わずに渡ります。

 

たてばり、つるべさがり

ここから少し難易度が上がります。

割れ目に気をつけながら登っていきます。

最近設置されたのか、鎖がピカピカでした。

第二石門を後にします。

これくらいの斜度なら鎖に体を預けて降下してくほうが楽です。

 

第四石門

12時00分

第四石門前に大きな広場がありました。

ここまでで30分くらいなので、岩登りピクニックに最適でしょう。

 

いよいよ金洞山上級コースへ

第四石門から見晴台に進み、金洞山コースへ進みます。

しばらくは森の中を歩きます。

 

中ノ岳の垂直鎖場

中ノ岳直前でほぼ垂直の鎖場が現れました。

かなりの威圧感ですが、難なく登ります。

N氏も余裕のポーズ

ここを登ると中ノ岳です。

 

中ノ岳

 

13時00分

中ノ岳に到着

 

中ノ岳は1番の絶景ポイント

この景色

切り立った崖の頂上からの眺めは圧巻でした。

 

空から外界を見下ろす神になった気分です。

 

両神山のときは見渡す限りの大自然という感じでしたが、妙義山は街が近いので高度感があります。

 

神になったN氏

こんなに素晴らしい景色だとは思っていなかったので、大満足でした。

 

中ノ岳から東岳

この先、危険箇所が頻発します。

 

恐怖の尾根歩き

左右が切れ落ちた細い尾根を渡ります。

高所恐怖症ではないですが、怖すぎて四つん這いで進みました。

 

東岳も絶景でした

13時50分

中ノ岳よりも高度感がある東岳

前の岩が飛び出していて、身を乗り出せば下を覗けます。

私は怖すぎてやりませんでした。

 

まさかの鷹戻しに行くことに・・・

当初はこの先エスケープルートで下山する予定でした。

N氏「ここまで来れたし鷹戻しも行けるっしょ!」

私「まじか・・・   行くか!」

 

鷹戻しを越えてから降りる計画に変更

ということで、鷹戻しを下った先のエスケープルートから下山する計画に変更。

青線のエスケープルートにつながる予定でした。

このときはまだ、鷹戻しを登り返すことになるとは思ってもいませんでした・・・

 

恐怖の鷹戻し下り

鷹戻し直前に、東岳と中ノ岳を振り返りました。

こんな崖を登って下りて来たのか・・・と思いました。

 

下ります。

ハシゴは最近設置されたようで、新品ピカピカ。

 

長い下りが続きます。

途中、横に回ったりとかなりキツかった。

足掛けるところが少なく、腕力に頼らなければならない箇所も多かったです。

スリングやビレイ用の装備なんて持っていませんので、腕力が着きたら落ちます。

 

この絶壁、落ちたらひとたまりもありません。

ちなみにここでは「滑落」ではなく「墜落」と言うそうです。

下を見ながら進むので、高度感あります。

人生で一番、死に近い瞬間だったと思います。本当に恐怖でした。

 

エスケープルートは・・・どこ?

鷹戻しを無事に下り終え、少し先のエスケープルートの分岐まで進みます。

 

山の裏側はまだ雪が残ってた

駐車場から妙義山を見て、反対側に来ています。

日陰が多いせいか、所々雪が残っていました。

トラバースで雪でぬかるんでいるところもあり、気が抜けません。

 

しばらく進むと分岐点

ここから先、道に迷ったことと日が暮れ始めていることから焦りが出てきました。

写真を撮っている余裕がありませんでした。

分岐点は「女坂」「国民宿舎」と書いてあり、どちらも同じ方向を指していました。

「堀切」の分岐はどこかで見落としてしまったのでしょうか。

幸い、電波が届いたので「女坂」について調べてみました。

 

女坂は逆側の麓へのエスケープルート

調べて分かりましたが、「女坂」は中ノ岳駐車場とは真反対の山麓に下りていくルートでした。

そして、「堀切」はその先にあるということがわかりました。

が、女坂分岐。道は3本あるのに看板は1方向しか指していない。

どっちに行けば正しいのかわかりません。

日も暮れてきて、これ以上迷っている時間はありませんでした。

鷹戻しを登り返し、当初予定の中間道へのエスケープルートに戻ることにしました。

 

鷹戻し。今度は登り

再び鷹戻しに行くことになるとは・・・

鎖場は下りより登りのほうが楽ではあるものの、やはり絶壁の恐怖感から全身が震え上がります。

鷹戻しを登り終え、東岳へ戻ります。

途中のエスケープルートから、石門広場へ帰りました。

 

なんとか下山

石門広場に無事に帰ってこれて、安心しました。

 

神社で初詣

実はこの年、初詣をしておらず、中ノ嶽神社で詣てきました。

潔く生きた年になったのでしょうか。

今写真を見返すまですっかり忘れていましたが・・・

 

日が暮れていきます

駐車場に戻ったのが午後6時。

もうすぐ日没です。

登山開始が11時半だったので、約6時間半の山行でした。

 

下山後

上州一ノ宮駅近くの「とんきん」という店でとんかつを食べました。

大きめのとんかつでやわらかくて美味しかったです。

GoogleMapで調べると、現在は閉業となっています。閉店してしまったのでしょうか。

近くを通ったらまた行きたい!と思える店でした。

 

妙義山 金洞山上級ルート登山を終えて

今回の登山の感想と、学んだことです。

 

鎖場がめちゃくちゃ楽しい(鷹戻しを除く)

登山道入り口からすぐに鎖場が始まり、第四石門まではほぼ鎖場だけと言っても過言ではないです。

第四石門から中ノ岳までは少し、斜面を登るところもありますが、ほとんど鎖場です。

短時間で手応えある鎖場が多いので、鎖場好きにはたまらない山だと思います。

 

初心者は中ノ岳までにするべき

私たちは登山経験は両神山の1回のみ。

知識もなく、装備もありませんでした。

まして地図すら持たず。スマホアプリの地図すらインストールしていないという状態でした。

両神山で鎖場の楽しさを知ると同時に、「上級者向けでも意外といける」と、過信していました。

妙義山金洞山コースは、石門から中ノ岳までであれば初心者でも行けると思います。

垂直鎖場が1箇所あるものの、切れ落ちていないため高度感、恐怖感がありません。

そして一番美しい景色は中ノ岳から見れます。

この先、東岳に行くには狭くて細い、両側が切れ落ちた尾根を歩かなければなりません。

行けるだろうと思っても、途中で足がすくんで動けなくなるかもしれません。

鷹戻しはもっと危険です。

 

最低限の防寒着は持っていったほうがいい

3月末なので、昼間は暖かかったです。

日が暮れてくるとだんだん寒くなってきました。

この日は、メッシュのアンダー、長袖Tシャツ、レインウェアだけでした。

もしも道に迷ってビバークしなければならなくなった場合、おそらく無理だったでしょう。

防寒着があればなんとかなったか、と言われればそれだけでは無理かもしれませんが、生存確率を上げることはできます。

 

スリングなどがあると安心

他の方の妙義山登山レポートなどを見ると、鎖にカラビナで引っ掛けてスリングを使っていました。

鷹戻しは落ちたら確実に死亡します。

究極のスリルを味わいたい方は別ですが、スリングを付けていれば安心感があると思います。

 

さいごに

またしても、鎖場の魅力に取り憑かれてしまいました。

鷹戻しは本当に怖かったです。

もう二度と行きたくありません。

でも、約1年経った今、なんだかまた行きたくなってきてしまいました。

2018年10月、鎖場を求めて乾徳山に登っています。

 

乾徳山のレポートはこちら

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