乾徳山登山レポ 楽しさが詰まったお得な山!
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2018年10月上旬に友人N氏と乾徳山に登った記録です。
初登山は両神山。2回目は妙義山。登山経験は少ないものの、鎖場が大好きな私達。
今回は「普通の登山」を目指して山梨の乾徳山に登ってきました。
乾徳山に登りたい
前回の妙義山から約半年。
また、山に登りたくなってきました。
半年周期で山に登りたくなる現象が起きてます。
妙義山の登山レポはこちらから
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乾徳山の山頂付近、鳳岩の鎖場が有名
乾徳山の山頂付近には、鳳岩(オオトリイワ)という垂直の鎖場があり、かなりの高さがあるということです。
標高も2000メートル越えなので、きっと絶景が待っているはず・・・!
登山開始。遅めのスタート
駐車場に着いたのが午前9時過ぎ。土曜日だったこともあり、ほぼ満車状態でした。
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神社があったのでお参り。
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駐車場から登山口までは、アスファルトの道路を歩きます。
登山口のすぐ近くにも数台止められるスペースがありましたが、道が狭いのとボコボコしてるので、車高短の方はやめときましょう。
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今回は駐車場から山頂ピストンで行きます。
山頂から点線ルートで戻れるとの情報がありましたが、見つけられませんでした。
いきなりハードな登り
序盤~高原ヒュッテまで、かなりハードな登りが続きます。
私たちは鎖場登山しかしたことがなく、いわゆる「普通の登山」の経験がありません。
かなりハイペースで登っていましたが、すぐに汗だくに。。
進んでは休憩、進んでは休憩をかなりの頻度で繰り返しました。
途中で追い抜いたおじさんグループはとてもゆっくり登っていましたが、結局到着時間は変わらず。
ペース配分の重要性を感じました。
高原ヒュッテに到着
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登り始めて1時間~1時間半くらいでしょうか。
高原ヒュッテに到着しました。
中はとても綺麗で、ごはんを食べてる登山者がいました。
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予想以上のハードな登りで疲れてしまったN氏。
天気も良くてとても心地よいお昼寝でした。
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少し進むと水場がありました。
飲んでも大丈夫でした。よく見ると、白い湯の花みたいなのが浮いてましたが・・・
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この辺りは比較的平らで歩きやすいです。静かで人工物のない感じがとてもいいです。
国師ヶ原分岐
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ここで、道満尾根登山口と合流します。山頂までちょうどあと半分くらいでしょうか。
月見岩
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岩があったらとりあえず登るN氏
この月見岩、一旦山側に回ると楽に登れます。
谷側から必死に登りました(笑)
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この辺りは開けているので遠くが見渡せます。
既に標高は1500m以上あるので、とても気持ちがいい。
月見岩から山頂の間に鎖場が集中
ここから一気に道の雰囲気が変わります。
森の中に岩場がある感じ。
両神山の序盤のような雰囲気に似てます。
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ここで手洗えるのかなと思いますよね。
汚すぎて無理です。
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鎖も着いていますが、山頂前の垂直鎖場以外は鎖使わなくても全然登れます。
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こんな割れ目の岩がありました。
すかさず奥まで入っていくN氏。
私にザックを預けて上まで登っていってしまいました。
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とにかく岩に登りたいN氏
滑りやすい岩なので、下りるのが大変でした。
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別アングルから。
雲の間から挿す光が幻想的です。
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鳳岩の垂直鎖場は圧巻
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山頂を目前にラスボスが立ちはだかります。
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岩の割れ目(クラック)があるので、腕力がなくても大丈夫です。
N氏、登りは鎖を一度も使わずに登りきりました。
私は鎖使いましたが。
妙義山のような、切れ落ちた崖でもなく、足掛かりもたくさんあるため恐怖感は全くありません。
初心者でも楽しめる鎖場でした。
山頂はゴツゴツしてた
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山頂は岩だらけ。
かなりゴツゴツで動きにくかったです。
この時は10人くらいいたのでしょうか。
学生のグループと、ソロのおじさん2人、カップル1組
手前に写っているソロのおじさんは最近山登りを始めて、毎週登っているそうです。
「家にいても粗大ゴミになっちゃうから」と、仰っていました。楽しい方でした。
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おじさんに写真をお願いして記念撮影
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標高2000mあると周りの山々が低く見えます。
雲も近くて、非日常感があります。
富士山は・・・見えませんでした。
少し戻ってお昼ごはん
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少し戻ってお昼を食べます。
山でカップラーメンが食べたい!!ということで、キャンプ道具からケトル、バーナー、ガスを持ってきました。
山で食べるカップラーメンは最高!
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山で飲むコーヒーも最高。
ここでは別のソロおじさんとお話ししました。
ゴアテックスについて詳しい方で、どういう仕組みなのか教えていただきました。
ピストンで下山
山頂から点線ルートで8の字に戻れるという情報があったのですが、よくわかりませんでした。
来た道を戻ります。
鎖場は下りのほうが難しいですが、乾徳山の鎖場は簡単なほうがので、サクッと下っていきました。
月見岩から下がかなり長く感じ、足への負担も大きいです。
落ちてた木の枝をストック代わりにして下山します。
これがあるのとないのでは大違いでした。
ストックの重要性を認識しました。
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登山口まで戻ってきました。
写真に写っている木の枝4本がストック代わりです。
ありがとう、枝。
下山後はほうとうと温泉
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山梨に来るとだいたいいつもほうとう食べてる気がします。
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ほったからし温泉の向かいの山にある温泉に入って帰ります。
乾徳山登山の感想
乾徳山は、登山の楽しさが詰まった山だと感じました。
森の中の登り、景色の良い高原、岩場、鎖場がバランスよく出てきます。
初めての登山だと少しハードに感じるかもしれませんが、登山の楽しさが凝縮されています。
一方、鎖場は正直物足りなかったです。
両神山、妙義山と登ってきたので比べる相手が違うと言われればその通りですが、鎖場の数、難易度、スリル、どれも先の2山には及びません。
逆に言うと、誰でも鎖場の楽しさが味わえるので、ちょっと普段と違う登山に挑戦してみたい方にはとってもオススメの山です。
鎖場初登山の両神山登山レポートはこちら
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