【正直な感想】サーカスTCDX フロントフラップ 初張りレビュー
こんにちは。ランタカ(@rantaka221)です。
2020年春に発表されてから、9月末の発売まで待ち遠しかったフロントフラップがついに発売になりました。
サーカスTCDX単体では、2人キャンプだと少し狭いかな?と感じていましたが、フロントフラップを使えば2人でも広々過ごせそう!と思って購入しました。
今回初めて使用してみて、フロントフラップのメリットデメリットが見えてきました。
メリットは想像通りだったものの、意外なデメリットもありました。
そのデメリットの解決方法も記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
サーカスTC DX フロントフラップ(窓付き)のサイズ感
上がサーカスTCDX本体、下がフロントフラップ(窓付き)です。
比べてみると小さいですが、フロントフラップ単体でポリ製のソロテントくらいの大きさがあります。
サーカスTCDX単体で積載がギリギリの場合、フロントフラップの追加は厳しいかもしれません。
- フロントフラップ本体
- 収納袋
- ペグ
- カラビナ付きフック
- 防水用キャップ
- 小物用収納袋
カラビナ付きフックは、フロントフラップとサーカスTCDXの跳ね上げ部分の固定に使用します。
防水用キャップは、ポール先端部分に取り付けます。
追加で必要になるペグが1本だけというのは素晴らしいですね。
フロントフラップの設営
広げてみるとこんな感じ。
真ん中はファスナーで分かれています。(窓なしモデルの場合、ここは分かれていません。)
メッシュが付いている部分が外から見える部分で、メッシュより外側の部分はサーカスTCDX本体の内部に被せるようにして設置します。
サーカスTCDXをいつも通り設営後、跳ね上げた状態からフロントフラップの設営スタート。
跳ね上げポールにフロントフラップ上部を差し込みます。
両端部分の固定は、テント内からペグに引っ掛けます。
画像の「B」部分にもペグが必要になります。普段ここをペグダウンしない方は要注意。(私は強風時しかここにペグダウンしていません。)
最後にポール根元をペグダウンして完成です。
少し下り坂になっていたので跳ね上げ部の張り具合が弱くなっています。
平地であればもう少しきれいに張れそうです。
初めてだったので構造を理解するのに時間がかかりましたが、慣れれば5分くらいで設営できそうです。
サーカスTCDXそのものは設営5分なので、フロントフラップと合わせても10分かからないでしょう。
フロントフラップのメリットデメリット
実際に1泊してみてフロントフラップのメリット・デメリットが分かりました。
メリット
テント内の有効面積が広がる
サーカスTCDXを使っていて、「もう少しだけ広ければなあ・・・」と思うときがあります。
特に、2人でコット泊、タープなしとか。
フロントフラップを付けてみて、奥行きが広がってとても広く感じました。
テント内は標準だと正方形レイアウトになるのですが、フロントフラップを付けると縦長レイアウトになります。これがなかなか快適です。
テント内で過ごすことが多くなる冬キャンプでは、ぜひ使っていきたいですね。
メッシュにすれば視界良好
フロントフラップを付けると、サーカスTC特有の開放感がなくなってしまうのではないかと思っていましたが、そんな心配は無用でした。
窓付きモデル限定にはなりますが、メッシュにすればフロントフラップを付けても解放感が損なわれません。
メッシュも白色のため、光を取り込みやすく幕内が明るくなるのも良いです。
片側だけ巻き上げることもできるので、明るいうちは巻き上げてもいいかもしれませんね。
跳ね上げたまま寝れる
フロントフラップを付ければ、跳ね上げた状態のまま寝れます。
サーカスTCDX単体だと、跳ね上げ部は寝るときにたたむ必要がありました。
時間にしても数十秒の作業ではありますが、なかなか面倒なんですよね。。
フロントフラップを付けると寝る前、起きた後の作業が減るので良いところです。
出入口が垂直なので、出入りが楽
フロントフラップ使用時は、ポール部分のファスナーから出入りができます。
単体使用だとクローズしたときの出入りがとても面倒でしたが、フロントフラップを使うと出入りがとても簡単。
クローズ使用が多くなる冬や、夜間の出入りがとても楽になるので、うれしいポイントですね。
デメリット
強風時は風が入ってくる
フロントフラップの固定はポール上部と底面のペグだけで、斜め部分は固定されません。
多少の風であれば問題ありませんが、強風時は雨風が吹き込んできます。
サーカスTCDX本体のスカートが付いている面は多少マシですが、
跳ね上げのフラップ部分は隙間ができてしまうので風が入り込みます。
夜間、強風になることはあまりないとはいえ、冬場は致命的な欠点となってしまいそうです。
強風の場合、寝るときはフロントフラップを外してクローズするしかありません。
サーカスTCDXの跳ね上げ部と、フロントフラップをマジックテープで留めるような改造をすれば、風の吹き込みはなくなりそうですね。
収納サイズが大きい
ソロテント1つ分くらいのサイズになります。
窓なしだともう少し小さいかもしれませんが、積載がギリギリの方は厳しいかもしれません。
窓なしモデルとの比較→2022年で廃盤
窓なしモデルは9000円+税で販売されています。窓付きが14000円+税なので、差額は5000円ですね。
かなり大きな差額ですが、中心のファスナーで出入りがしやすい、メッシュによる通気性、明るさを考慮すれば納得できる額です。
窓なしモデルの場合、フラップ側からの出入りができなくなるので使う向きが変わるのではないかと思います。
窓なしモデルは2022年いっぱいで廃盤になるようです。
廃盤情報↓
https://www.tent-mark.com/topics/end_of_production_2022/
まとめ
まずは1泊してサーカスTCDXフロントフラップのメリット・デメリットが分かりました。
空間が広く使えて出入りが楽になり、2人キャンプが快適に過ごせそうです。
大きなデメリットは強風時に隙間風が入ってくることだけなので、これを解決できればとても便利になるはずです。
特に幕内の有効面積が広がるのと、出入りが楽になるのはサーカスTCDXユーザからするととても嬉しいポイントではないでしょうか。
ではまた!