【失敗談】”痩せ型”がナンガオーロラ750DXロングを買ったら寒かったという話
こんにちは。ランタカ(@rantaka221)です。
冬キャンプ用シュラフに”山渓×NANGA”別注モデルのオーロラ750DXを購入しました。
安くて無難、性能は本家オーロラDXと同じとあって冬キャンプシーズンは数か月入荷待ちの人気商品です。
山渓オンラインショップはYahooショッピングのセールで還元率が25%以上になることもあるので、タイミングが良ければとってもお得に購入することができます。
本命は「オーロラ750DX」だったのですが、なんと納期が2か月後・・・
これでは次回のキャンプに間に合わないので、「オーロラ750DXロング」に変更しました。
このときは、「少し大きいくらい大丈夫だろう・・・」と考えていましたが、これが大きな失敗でした。
シュラフで最も大事なことは、フィット感である。と学びました。
1シーズンしっかり使用しましたので、失敗した点とその対策について書いていこうと思います。
これからナンガオーロラを購入しようとしている方、レギュラーかロングかで迷っている方は参考になると思いますので是非最後までご覧ください。
ナンガ オーロラ750DXロングを購入した理由
もともとナンガオーロラライト450DXを使っていたのですが、最低気温0℃のキャンプを経験して限界を感じました。。
本格的な冬用シュラフを購入しないといけない・・・ということで、検討し始めました。
ナンガを使っていたこともあり、山渓×NANGAモデルが安いということは知っていたので、オーロラDX600か750か900の3つが候補に挙がりました。
- オーロラ600DX:-6℃
- オーロラ750DX:-8℃
- オーロラ900DX:-10℃
これから行く予定のキャンプ場を考えると、-5℃以下-10℃以上となったので、オーロラ750DXを購入しました。
納期遅れの知らせ・・・
購入後、納期が予定より1か月遅れるとのこと・・・
これでは次回のキャンプに間に合いません。
同じくオーロラ750DXの「ロング」は納期が早かったので、「多少大きくてもなんとかなる!」と思ってロングに変更してもらいました。
ロングサイズでの失敗
肩幅が広くて隙間が空く
「ロング」は縦に長いだけだと思っていましたが、なんと幅も広かったんです。
- オーロラ750DX 長さ210cm × 幅80cm
- オーロラ750DXロング 長さ228cm × 幅85cm
ロングのほうが5cm幅広いって書いてあった。
私の体型はかなり痩せ型
レギュラーでも少し広いと感じるくらいです。
ロングだと隙間が空きすぎて、フィット感が全くありません。
寒くない時期は、窮屈さを感じないように少しゆとりがあったほうがよいですが、気温がマイナスを下回る極寒の真冬では、そんなこと言ってる場合ではありません。
特に肩まわりの隙間が大きいので、せっかく体温で温めた空気が隙間から逃げていってしまいます。
長すぎてマットからはみ出る
一般的マットやコットの長さは180cm~190cmくらい。
こちらはネイチャーハイクのコットです。
- オーロラ750DX 長さ210cm × 幅80cm
- オーロラ750DXロング 長さ228cm × 幅85cm
オーロラ750DXロングは長さが228cmもあるので、足先が20cmくらいコットから落ちてしまうんですよね。
身長が高く、シュラフの先端まで足が届く方には問題にならないですが、身長172cmの私では足先が余ってしまい、コットからはみ出た部分が下に落ちてしまいました。
コットから落ちた部分はマットにも乗っていないので、地面の冷気が直接伝わってきます。
足元20cmがヒエヒエのシュラフではまともに寝られたものではありません。
湯たんぽが使えない
どうしても寒いとき、シュラフの足元に湯たんぽを入れることがあります。
オーロラ750DXロングだと、足元の部分がコットに乗らないので、湯たんぽを入れるとシュラフごとコットから滑り落ちてしまいます。
シュラフがフィットしないときの対策
サイズが合わないとシュラフ本来の性能が発揮できず寒く感じてしまいますが、ある程度は対策ができます。
これは私が1シーズン利用した際に行った対策でもあり、かなり効果がありました。
肩まわり、首元の対策
首元の開口部が広すぎて隙間が空いてしまうことへの対策は、薄手のダウンジャケット等を首に巻いて寝ることです。
私はモンベルのスペリオダウンを首に巻いて寝ています。
薄手のダウンジャケットで開口部をふさぎ、冷気がシュラフ内に入ってくるのを防ぎます。
フリースやブランケットなど、軽くてモコモコのものなら代用できますが、モンベルの高品質ダウンを使ったスペリオダウンは首に巻いていることを忘れてしまうくらい軽くて快適なので、おすすめです。
シュラフ内の対策
シュラフ内は「インナーシュラフ」等を利用して隙間を埋めます。
薄手の毛布などでも代用はできますが、専用のインナーシュラフは使い勝手が抜群です。
ナンガのシュラフ専用に作られているのでジャストフィット。
収納袋も付属するので持ち運びも簡単。
夏はインナーシュラフのみでも寝ることができるので、1つ持っていると何かと便利です。
足元空間の対策
足元の余った空間には断熱対策をします。
ブランケットや防寒用のジャケットなどを、とにかく隙間ができないように詰め込みます。
詰め込んだ分重くなるので、コットを使用する際は垂れ下がる可能性があるので注意が必要です。
番外編:シュラフを2重にする
オーロラ750DXロングは大きすぎて隙間が空いてしまうことがデメリットですが、このデメリットを逆手にとって、2重シュラフを検証してみました。
3シーズン用シュラフとしてナンガ オーロラライト450DXを持っているので、750DXロングの中に入れてみます。
450DX+750DXで1200DXの完成だ!
2月の西湖湖畔キャンプ場でこの方法を試してみました。
最低気温マイナス9度、暖房なし、湯たんぽなしの環境でも、1200DXはとても暖かく寝ることができました。
750DXロングでできる隙間を450DXレギュラーが埋めてくれて、窮屈さは感じましたが暖かさは異次元でした。
冬キャンパーの方は既に3シーズン用のシュラフは持っていると思いますので、オーロラ750DXが大きすぎて困っている方はこの方法もアリです。
まとめ
痩せ型の私がオーロラ750DXロングを買ったら寒かったお話でした。
せっかくの高性能シュラフでも、サイズが合ってないと寒かった
サイズの合ったものを購入できればベストですが、キャンプの予定が迫ってきているとなかなかそうもいかないのが現実ですよね。
もし納期の関係等でサイズが合わない場合は、上記の対策を参考にしてみてください。
ナンガのシュラフは中古市場でもかなりの高値で売れるので、私はロングを売ってレギュラーを買い直しました。
シュラフ選びの参考になれば幸いです。
ではまた!