バイクに冷めていた僕が400Xを選んだ理由 | 3ヶ月5000kmロングツーリング記
どうも、ランタカです。
2023年11月末にHONDA400Xを購入し、この記事を書いているのが2024年3月です。
今までバイクは乗っていたけど、そんなにたくさん乗るわけではなかった僕が、納車後3ヶ月のODOメーターは5000kmになりました。
以前YZF-R25を持っていましたが、3年で6000kmしか走行していません。元々そんなにたくさん走るタイプじゃなかったのに、400Xは明らかに何かが違います。
なぜこんなに走るようになったのか。
400Xに乗り始めてから、明らかに「人生が良くなっている」感覚があるんですよね。
それは、「バイクが楽しいから」という単純な理由もありますが、それだけではありません。
- バイクを通して旅の楽しさを知る
- バイクを通して「写真」を楽しむ
- マイナー車種だからこそ、仲間と繋がれる
このように、「バイク+○○」という楽しみ方があるからじゃないかと思っています。
そんな楽しみ方をもたらしてくれるのが400Xというわけなんですよね。
400X購入から3ヶ月が経った今、僕が購入に至るまでの経緯と、買ってからどうなったかを振り返っていきます。
バイク歴から紹介していくので少し長くなりますが、ぜひ最後まで見ていってください。
400Xは”不人気”なのか?僕が感じた実際
「400X 不人気」「400X 後悔」で検索してこの記事に来た人が多いと思うので、その点だけ先に書いておこうと思います。
まず結論から言うと、
400Xは“人気車種”ではありません。
ただ、それは欠点ではなく「性格と役割が明確なバイク」だからです。
なぜ400Xは”不人気”と言われるのか?
世の中で「人気のバイク」というと、
- デザインが万人受けする
- 乗りやすくて分かりやすいキャラクター
- 価格と性能のバランスが良い(コスパ)
こういった“広く浅く”刺さる要素を持っています。
でも400Xは、ここにほとんど当てはまりません。
400Xはターゲットがニッチすぎるんですよね。
- 長距離を快適に走りたい
- 荷物を積んで旅したい
- 実用性こそカッコ良さ
- スポーツ性能や見た目の派手さはいらない
この価値観が刺さるバイク乗りは稀です。
だから人気が出ないのも当然なんですよね。
では、不人気車種を買うと後悔するのか?
不人気と言われている車種を選ぶのはちょっと勇気がいることだと思います。
- 人気車種=みんなに受け入れられる安心感
- 不人気車種=ちょっと博打感がある
友達に、「なんでそれ買ったの?w」とか言われたら嫌ですよね。
でもここで一つ、重要なポイントがあります。
バイクに乗っている時点で、すでにマイナーなんです。
悲しくならないで欲しいんですけど、冷静に現実を見ていきましょう。
- 危険
- 不便
- 天候に左右される
- 車より荷物積めない
- コスパ悪い
普通に生活するのにこんな乗り物必要ありません。
でも、僕たちは好きで乗っている。
そもそも、周りの目を気にしてバイク選びをすること自体がズレている。
マイナーな乗り物の中で人気だとか不人気だとかで比べること自体、「どんぐりの背比べ」なのです。
後悔するのは「理由が定まっていない人」
不人気車種をあえて選ぶような人って、そもそも「自分なりの理由」がはっきりしていることが多いんですよね。
そういう人がバイクを買って、あとから大きく後悔するケースはあまり多くないと思います。
逆に、僕の周りで「バイク買ってちょっと失敗したかも…」と言う人は、
特に強い理由もなく「人気だから」「無難だから」という基準で選んでいるパターンが多いです。
- 「なんとなくみんなが良いと言ってるから」
- 「人気だから安心」
- 「後悔したくないから無難に選ぼう」
こういう基準だけで選んでしまうと、あとから「自分が本当に欲しかったバイクってこれだっけ?」とモヤモヤが残りやすいんじゃないかなと思います。
でも400Xを買う人って、適当な理由で買う人はそうそういないんじゃないでしょうか。
そもそも高いんですよ。400ccで100万は超えます。
車検もあるし、重量も重いし足つきも悪い。
こんなバイクをわざわざ選ぶ時点で、相当ワケアリなんですよね。(もちろんいい意味で)
400Xは“刺さる人には刺さりすぎるバイク”
- ロングツーリングが好き
- 快適性を第一にしたい
- ガチャガチャしたバイクより“静かに旅をしたい”
- 荷物を積んで自由に走りたい
こういうニーズを持っている人にとっては、400Xほどちょうどいいバイクは本当にありません。
「不人気」という言葉だけで候補から外すのは、正直もったいないです。
ちなみに僕がロングツーリングを快適にするためにのカスタムはこちらで紹介しています

僕のバイク遍歴

バイクについて語る前に、少しだけ自己紹介。
1996年生まれ、東京郊外に住んでいて、本業はITエンジニア。
大卒、就職して2回転職して今は3社目。(転職しすぎ)
24歳で結婚、新築マイホームを購入し、妻と猫と車2台と暮らしています。
初めてのバイクはシグナスX
初めて買ったバイクはヤマハの125ccスクーターのシグナスX
大学3年の頃、家から自転車で20分のバイト先に行くのが面倒で、バイクを買いました。
今思えば20分くらい頑張れよ!って感じだけど。。
バイト先に行くためのバイクをバイト代で買う。

本末転倒だ・・・
ちなみにこのとき、小型AT限定免許という世にも珍しい免許を取得しました。
バイトの通勤はとっても楽になったけど、バイクは通勤にしか使わなかったので「バイクライフを楽しむ」っていう感じではなかったですね。
「バイクに乗りたい!」と思って買ったYZF-R25

会社に就職してすぐ、普通二輪の免許を取りに行きました。
ぼんやりと「バイクに乗りたい」って思っていて、免許を取るなら新人研修中の今しかない!って思って教習所に通いはじめます。
特に欲しいバイクがあるわけではなく、とりあえず免許取っておくかって感じ。
でもまあ、、免許取ったらバイク欲しくなりますよね普通(笑)
なんとなくヤマハがよかったので、見た目がかっこよくて扱いやすそうなYZF-R25の2018年モデルを新車で買いました。
昔からピアノやドラムをやっていてYAMAHAに馴染みがあったのでヤマハです。
R25に乗っていて、「バイクって楽しい!」と思うところはありました。
でもどちらかというと、「暑い!きつい!不便!最悪!!!」って感じで、どうにも自分はバイクに向いてなさそうな気がしていました。
R25を購入して間もなく、車キャンプにハマってしまったのもバイクに乗らなくなった原因のひとつ。
車を持っていたし、妻(当時は彼女)と一緒にできる趣味だったのでドはまり。
月2回はキャンプに行ってましたね。
もうそこからはずっとキャンプばかりで、バイクに乗るのは春か秋のちょうどいい季節に2,3日くらい。
R25はずっと駐輪場でした。
登山、キャンプ、スノボ、海など車で行く趣味ばかりで、わざわざバイクに乗る時間を作ってまで乗りたいと思わなかったんですよね。
林道ツーリングがしたくてクロスカブを買った

コロナ禍の2020年、「林道ツーリングって楽しそうだよな!」と思ってヤフオクで中古クロスカブ110を購入。
この頃はバイクに乗る友達がいたので、数人で富士山や秩父の林道を走ってました。
本格的なオフ車みたいにすごいスピードで林道を走るのは怖いので、トコトコ走るだけ。
これがけっこう楽しくて、キャンプ道具のバーナーを持っていってラーメン作ったりコーヒー淹れたり、「アウトドア×バイク」の楽しみを知りました。
でもこの頃は「ツーリング=遠くに行くこと」と思っていた。
クロスカブは遠くに行けないから使えないって思っていた。なんと愚かな思考・・・

家の近くの知らない道に行ってみるだけで楽しめるんだけどね。
林道ツーリングの楽しさは知ったものの、あまり行くことはなく、クロスカブは売却しました。
クロスカブ売らなければよかった…
クロスカブを売ったことは今でも後悔しています…
そしてバイクに乗らなくなり、R25も売却しました。
再びバイクを買うことになった経緯
行きたいところはすぐに行こう!
バイクを手放してから2年半。
年に数回、「バイクに乗ったら気持ちい日だな~」って思うことはあったけど、その程度。
バイクは危なくて不便だし、「わざわざ買ってまで乗ることはないよね」って思ってた。
特に2022年からは日本各地に旅行に行っていたこともあり、バイクのことなんか1ミリも考えていませんでした。
宮古島や阿蘇、上高地など、いつか行ってみたいと思っていたところにたくさん行きました。
今思えば、行こうと思えばすぐに行けるところ。
なんとなく行くの大変そう・・・って思って敬遠していたんですよね。
行ってみると別に普通に行けるのに、なんで今まで行かなかったんだろうって思った。
それと同時に、行きたくても行けなくなってしまった場所もあることも知った。
- SNSで話題になりすぎて立ち入り禁止になった絶景スポット
- 環境問題を理由に車で走れなくなった道
- 火山活動により閉鎖している山
- 災害で消失してしまった地
どれも自分が行った/行こうとした場所です。
「いつか行ってみたい」と思っているうちに、行けなくなってしまうことがある。
だから、自分がいつか行きたいと思っているところ、なるべく早く、行けるうちに行っておきたい。って考えるようになりました。
北海道ツーリングに行きたくて、バイクを買うことにした
ここからバイクに繋がってくるんだけど、
「北海道ツーリング」に憧れがありました。漠然と。
バイクを買う余裕ができたら行こうかなーくらいな緩い気持ち。
このときちょうど転職活動をしていて、無事に内定も獲得。年収も結構上がることが決まっています。
内定という目標を達成し、これからどんな未来が待っているんだろうとワクワクしているときに、もう一度バイクに乗ってみるか!と思ったんですよね。
あと一か月で退職というときに、ローンでバイクを買うなら退職前の今しかないじゃん!ってことに気付きます。
アドベンチャーバイクに決まっていたわけ

バイクを買うことは決まった。じゃあどんなバイクがいいか?
ここは1ミリも迷いがない。アドベンチャーバイクだ。
北海道や九州など、ロングツーリングに行くためのバイクと決めていたので、アドベンチャーバイクしか選択肢にありませんでした。
オフ車っていう手もあるけど、ロングツーリングが前提となると250ccのオフ車はちょっときつい。
スポーツツアラー系もなしではないけど、リアに荷物積むと重心がかなり高くなってしまうイメージがあった。
バイクは不便な乗り物だけど、その中でも最もロングツーリングに適している車種は何か?って考えたときに、やっぱりアドベンチャーバイクになるわけ。
ロングツーリングってことは荷物もかなり積んでいる状態。
フル積載の状態でカッコいいと思えるバイクじゃないといけない。
そんな理由でアドベンチャーバイク一択だったわけです。
なぜ400Xを選ぶのか

ネガティブな感じに聞こえるかもしれませんが、要件を満たすバイクが400Xしかなかったんですよね。
大型免許は持っていないので400cc以下で選ぶ必要がありました。
400Xしか選択肢がなかった
最初はMT09-TRACERがいいと思ったんだけど、実車を見るとめちゃくちゃでかくてビビった(笑)
道なき道に突っ込む以上、自分の力で扱える大きさでないといけない。
TRACERは扱いきれる気がしなかったので候補から除外。
Vストローム250。軽くて扱いやすそうだけど250ccなので除外。
250ccでも高速道路は乗れるけど、軽自動車で高速道路走っているようなもの。
エンジンは常に高回転でうるさいし手がしびれるし、車体が軽すぎて不安定。
250ccは車検がなくて維持費が安いことがメリットと言われてるけど、安けりゃいいってもんじゃない。
安いからという理由で買うと、不満があって乗り換えたり、乗らなくなってしまったりする。
高くても納得のいく、満足できるものを買うことが結果的に見れば安いんです。
ハッキリ言って400Xは高い。大型バイクのNC750よりも高い。
値段も大事だけど、値段を理由に妥協することだけは絶対にしてはいけないと思っています。
- 自分にとって最適な排気量
- 用途(ロングツーリング)にピッタリ
- デザイン、カラーが気に入った
- 乗っている人をほとんど見かけない希少性(笑)
何一つ妥協しませんでした。結果的に、一切後悔することのない、最適な判断だったと思います。
実はCB400SBと迷った

以外に思えるかもしれないけど、400ccの4気筒CB400SBと迷いました。
迷ったというか、400Xにすることはほぼ決まっていたけど、4気筒の気持ちよさを知っているので、本当に2気筒の400Xでいいのか?という疑問。
音、見た目、加速感はCBのほうがいいんですよね。だった4気筒ですから。
前に友達のXJR400に乗らせてもらったことがあるんだけど、あのどこまでも加速していく感覚や、エンジンのフォンフォン感は4気筒ならでは。
「バイク」そのものを楽しみたければ間違いなくCB400SBにしていたと思います。
でも400Xを選ぶのは、「バイクに乗って遠くへ行きたいから」
僕のツーリングは、ワインディングロードを走行することだけではありません。
それよりも、ふらっと道なき道に突っ込んでみたり、山に登ってみたり、キャンプをしたり。
「バイクから降りてやること」が多かったりします。
なのでライディングシューズではなく登山靴でバイクに乗ってます。

「バイクに乗りたい」か、「バイクに乗って旅をしたい」か。
目的を間違えないようにしないといけませんね。
本当に今買うべきなのか?
バイクを買うことは決めた。買うバイクも決めた。だけどなかなか踏み切れない。
だって100万円もするんだから気軽に買えるもんじゃないですよね。
バイクを買おうと思ったきっかけを書いてきたけど、実は本当のことを言うと、バイクが欲しくなっちゃっただけなんだよね。

本音出たな(笑)
バイクが欲しくなった。そう思ったのは直感だけど、直感は信じるべきだと僕は思う。
僕の行動の動機はほとんどが直感です。でも、友達からは理屈で動く人と思われている。
それはなぜかというと、理由を後付けしているから。
僕にとって「直感」とは、「自分の価値観や行動基準、経験から総合的に判断した結果」だと思っている。
言葉にできていなくても、直感で判断したことには理由がある。
だから理由は後から振り返って考えてみればいいんです。
こういうときは、一度冷静になって考えます。
本当に400Xを買うべきか?最終チェック
最初にも少し触れたけど、「バイクが欲しい」というより「バイクで北海道や九州に行きたい」というのが動機。
レンタルバイクではだめなのか?
レンタルバイクではだめ。
キャンプをしたいし、林道にも行きたい。フェリーにも乗りたい。
倒しても自分のバイクなら自分で直せばいい。
買うべきは今なのか?
退職の1か月前だからローンを通すにはすぐに買う必要があった。
400Xを買うべきなのか?
400Xしかない理由は既に語った通りで、これ以外には考えられなかった。
こうして僕はホンダドリームへ向かったのです。。
納車までの1か月間はすぐだった

初めて車やバイクを買ったとき、契約してから納車まで、毎日毎日ワクワクそわそわしませんでしたか?
僕も初めての車を買ったときは毎日カスタムパーツを調べたり、記事を読んだり、ずーっと車のことを考えてました。
ですが今回はバイク4台目ということもあり、あまり意識することなく1か月が過ぎました。
付けるパーツも決めていたので、Amazonで電源ユニットやグリップヒーター、スマホホルダーをポチポチして、今すぐにでもオペ開始できる状態なりました。
納車日にディーラーで、「帰ったらバラして電装パーツ付けます」って言ったら、「バーエンド硬すぎて詰むから緩めといてあげるよ」ってことで緩めておいてもらいました。(ラッキー
納車後に行ったカスタムはこちらにまとめています↓

納車から3か月で5000km走った

想定外だったのが、納車から3か月で走行距離が5000kmを超えたこと。
R25のときは3年で6000kmしか走らなかったのにね。
退職後の2023年12月、1か月の無職を謳歌するため、九州に行ってきました。
年末の12/25に出発し、12/31の年が明ける前に帰宅する予定。
初めての7日間の一人旅
東京の自宅を出発し、大阪南港まで約500kmの走行
初めてバイクで1日500km走った感想は、「つらい」
フェリーで北九州に着き、いつか行きたいと思っていた阿蘇山や本土最南端の佐多岬、平尾台カルストなど九州の有名どころを回りました。
帰りは北九州フェリーで兵庫へ。淡路島を一周して東京に帰ります。
最終日の一日の走行距離はなんと700km
さすがにつらすぎて、高速道路で2回泣きました。

マジできつかった…
12月末というクソ寒い季節に九州一周キャンプツーリングですよ。。
つらくて楽しくてつらい旅だった。
一人旅って一番自分らしさが出るなーと感じましたね。
バイクで一人旅については別の記事でまとめます。
そのほかにも2泊3日で静岡にキャンツーに行ったり、伊豆や房総半島のツーリングに行ったりしてODOメーターは5000kmを超えました。
400Xだからこそできること

僕が思う、400Xというバイクを1行で表現すると
「快適なのにバイクらしさを存分に感じられて、どんな道でも行ってみようと思える万能なバイク」
他のバイクでは味わえない、400Xだけにしかない魅力がこれです。
もう少し詳しく解説してみます。
400Xは快適である
大前提として、バイクは不便な乗り物です。
それでもバイクに乗るのはなぜなのか?
それはバイクでしか味わえない楽しさがあるから。
バイクという分類の中では、400Xは快適性とバイクらしさをバランスよく実現していると思う。
本当に快適性だけを求めたらゴールドウィングとかハーレーとかになるんだろうけど、でかすぎて「バイクらしさ」が失われてしまう。
僕が考えるバイクらしさはこれ。
- 風を切って走る
- 360度見渡せる
- 気温、湿度、匂いをダイレクトに感じる
- どこでも停車できて、Uターンできる
- 写真を撮った時に、風景に溶け込む形、大きさ
このすべてを実現し、なおかつ快適性を追加したのが400Xというバイクだと思います。
疲労感と達成感のバランスが良い
400Xは標準で大きめの風防が付いていて、2段階に調整することができます。
1段目だとヘルメットに風が当たけど、2段目にすると全く風が当たらない。
強烈な走行風を浴びながら走るとどうしても疲れがたまってしまうけど、400Xのスクリーンがそれをマイルドにしてくれる。
高速道路での強烈な走行風を抑えつつも、バイクで走っているときに感じる「風を切って走る感じ」は全く失われていません。
つまり、主な疲労の原因をカットしつつも、バイクらしい「おいしいところ」はカットしない、いい感じのフィルターになってくれているってわけ。
それでも巻き込んでくる風はあるから寒いもんは寒いんだけどね。
どこへでも行ける万能感が安心感になる
400Xはオンロード寄りのデュアルパーパスバイクです。
基本はアスファルトの上を走るけど、ちょっとした林道やキャンプ場であれば躊躇なく入っていける性能があります。
標準のタイヤはほぼオンロード用だけど、フロントが19インチと大きめになっています。
段差や轍を乗り越えやすく、サスペンションがとてもよく動くので路面をしっかりグリップしてくれるのを感じます。
エンジンもCBR400Rと同じもの(味付けは若干違うらしい)を使っているので、高回転での伸びも十分。
ワインディングを楽しく走ることもできるし、直線でかっ飛ばすことだってできる。
個人的に一番いいのがブレーキで、フィーリングがマジで素晴らしい。
車で例えるのも変だけど、BMWのブレーキって感じです。
コントロール性が良く、しっかり止まる。
荷物もたくさん積めるので、工具やパンク修理キット、空気入れ、雨具など、シートバッグ1個分くらいの荷物をエンジンガードバッグに常設することができる。
僕は心配性なので常にこういう道具があることで安心してバイクに乗れています。
不安を感じることなくバイクに乗ることができて、バイクでどこへでも行けるんだという気持ちにさせてくれます。
まとめ

400Xに乗っていると、どこまででも走れる気がするんですよね。
だから、いろんなところに行ってみたくなる。
今日この記事を書いていて改めて、3か月で5000kmも走ってしまう理由が分かりました。
この3か月で僕の中での価値観や優先順位が変わってきています。
400Xを買う前は、「バイクは遊び道具の1つ」としか思っていなかった。
それが今はバイクが生活の中心になってきている。
バイクは便利だから近場の買い物でも使える、とかそういう意味じゃなくて、400Xでロングツーリングに行くことを最優先事項として日々の生活や仕事に取り組むようになったということ。
ツーリングマップルを買い集め、次はどこへ行こうかとワクワクする毎日を過ごしている。
「バイクで人生が変わった」なんて人がよくいるけれど、さすがにそれは言い過ぎかなと思うけど、
「バイクで人生がより良くなった」と言える。これは間違いない。
そう気づかせてくれたバイクが400Xです。





