バイクに乗るときの靴 登山靴・トレッキングシューズが最適な理由【バイクブーツ】

バイクに乗るときの靴選びって難しいと思うんです。

バイク用のツーリングブーツから普通のスニーカーまで、いろいろな選択肢があると思います。

選ぶ基準としては、

  • 安全性
  • 快適性
  • デザイン性

が大きなところでしょうか。

私は何度もバイク用品店に行って「バイク用」の靴を見てきましたが、なかなかしっくり来るものに出会えませんでした。

結局、バイク用として購入したのは「アウトドアメーカーのトレッキングシューズ(登山靴)」です。

「バイク用が高いから」という理由で選んだのではなく、同じ土俵で比較して、上記の選定基準(安全性、快適性、デザイン性)すべてでアウトドアメーカーのトレッキングシューズが上回ったので購入に至りました。

その理由を詳しく見ていきましょう。

靴を選ぶ前に・・・ ツーリングでどんなことをしますか?

靴を選ぶにあたって、ツーリングで何をしてるか考えました。

ある日のツーリング(千葉)

  • 国道沿いのコンビニに集合
  • 海ほたるPAで休憩
  • 千葉フォルニアで写真撮影
  • 〇〇展望台の駐車場へ(途中、砂利道)
  • 徒歩で展望台へ(ハイキングコース)
  • 道の駅で昼食
  • 海岸沿いの道を走る
  • 灯台付近に止めて、砂浜、岩場散策
  • 帰路

ある日のツーリング(山梨)

  • 高速で河口湖IC
  • 湖畔沿いを走る
  • 湖畔に降りて、写真撮影
  • 峠を走行
  • 笛吹の公園で桜を撮影
  • コンビニで昼食
  • 登山口駐車場へ(途中、林道)
  • 軽登山(2時間程度)
  • 街で夕食
  • 帰路

だいたい、目的地まではサーっと移動して、その先で各地を散策。峠道を走りながら次の目的地へ・・・

というような流れが多いですね。

そして結構林道や山道に行っていますね。乗っているバイクはスポーツタイプですが・・・

ツーリングの目的は人によって違いますが、

  • 景色の良い道を走る
  • 気になった細道に歩いて行ってみる

などは誰でも経験があると思います。そして、それがツーリングの楽しさでもあります。

何が言いたいかというと、「バイクに乗っている時間と同じくらい、ツーリング先で歩く時間がある」ということです。

これを靴選びに当てはめると、「バイク乗車と歩行どちらも快適な靴が欲しい」となるわけです。

バイク用の靴を見てみよう

バイク用品店に行くとシューズコーナーがあります。

そこで売られているシューズは、バイクウェアメーカーの商品が多いです。

「RS-TAICHI」「elf」「DAYTONA」などですね。

こんなやつです。

バイク用ですから、バイク乗車に適した靴になっています。
  • プロテクション性能(つま先が固い)
  • シフトガード(左足の親指付近に補強)
  • 凹凸の少ないソール(ブレーキ、シフト操作の快適性)
  • 防水性
  • 「バイク用」なデザイン

このあたりが重視されていますね。

バイク乗車中については100点満点と言えます。

しかし、バイクを降りた後のことがあまり考えられていないように感じます。

  • プロテクション性能 → 固くて歩きにくい 重い
  • 凹凸の少ないソール → グリップ力がない
  • 防水性 → 蒸れる
  • 「バイク用」なデザイン → 降りると微妙・・・

「バイク用」の靴ではツーリング用途を満たせない

特に私が気になってしまったのは、凹凸の少ないソールデザインです。

ソール

ツーリングでは舗装されてない道を歩くことも多く、ソールのグリップ力はかなり重要になります。

オフロードバイクのタイヤが分かりやすい例ですが、接地面の凹凸があるほうが未舗装路での走破性がいいです。

ツーリングでは山や川を見にバイクを降りて歩くことが多く、ソールが平べったいと滑って大変です。

バイク乗車中も、林道や砂利道に足を着くときがありますが、ソールが平べったいと滑って転びます。非常に危険ですよね。

デザイン

最近はだいぶマシな製品も増えてきましたが、いかにも「バイク用」なデザインが苦手です。

安全性や操作性を高めるためには仕方のない部分ではありますが、もう少し改善してほしいです。

最近はおしゃれなブーツも増えてきていますが、ブーツタイプは重量が重すぎて歩行に向いていません。

目を付けたのは「登山用」

写真のモデルは私です(笑)

バイクの靴に登山靴が良いんじゃないかというのは実は前々から思っていましたが、私が持っている登山靴はなかなか高価なので試してはいませんでした。

たまたまアウトドア用品店でちょうど良さそうな登山靴(トレッキングシューズ)を見つけました。

KEEN(キーン)はもともとサンダルのメーカーなので、本格的な登山用ではありません。
その中途半端な感じがバイク用に良いと思ったポイントです。
初心者向けの登山靴が主にバイク用としていいと思っています。
本格的な登山靴をバイクで使うとすると・・・
  • 履くのに時間がかかる
  • アッパーに金属素材がある→バイクを傷付ける
  • 高価

登山靴(トレッキングシューズ)をバイクで使うメリット

登山靴をバイクで使うことのメリット、実際に使ってから分かった部分も多いです。

登山靴をバイクで使うメリット

  • 全ての路面でグリップ力が良い(雪、凍結を除く)
  • 防水性
  • 透湿性(蒸れにくく、乾きやすい)
  • 軽量
  • 比較的安価
  • デザイン性(ものによります)

私が購入したKEENの靴をサンプルとして、詳しく見ていきましょう。

グリップ力が良い

登山用なのでもちろん山を歩くためのソールになっています。

ゴム自体のグリップ力が高く、パターンも大きめに刻まれているので悪路走破性が高いです。

バイクを降りた後だけではなく、バイク乗車中に砂利道や林道に入ったときにも安心感があります。

防水性・透湿性

レインウェアなどによく記載されている「耐水圧〇〇〇mm, 透湿度〇〇〇mg」という表記が、防水性と透湿性の指標になります。

登山靴は雨の中でも靴の中が濡れないように、「ゴアテックス」や各社オリジナルの防水透湿素材が使われています。

バイクに乗っていて雨が降れば、走行中かなりの水圧が靴にかかります。

登山靴であれば耐水圧も高いので、濡れずに帰ることができます。

特に寒い時期に靴が濡れると走行風でさらに冷やされて、つま先が凍る危険があります。

私も昔経験があり、とても苦痛でした。(スクーターだったので操作には影響ありませんでしたが)

透湿性について分かりやすい例で、「ゴム長靴」があります。

ゴムなので完全に水は通しません。防水性は抜群です。しかし、透湿性が全くないため蒸れてしまいます。

結果的に、「雨では濡れないが、蒸れが放出できずに濡れる」と、本末転倒になってしまいます。

そのため、透湿性は重要であることが分かると思います。

登山靴は、防水・透湿素材が使われているため、蒸れが軽減できます。

軽量

山を長時間歩くことを想定して作られているので、軽量になっています。

上級者向けのモデルほど重くなってしまいますが、バイク用として向いているのは初心者向けのため、

登山靴のなかでも軽量なものになります。

比較的安価

初心者向けの登山靴ということで、10000円~15000円で購入できます。

バイク用でも10000円~30000円と幅広く、快適なモデルだとどうしても高くなってしまいます。

デザイン性

モデルによって、奇抜なデザインなものもあるのでそれは除外するとして、

山に馴染むようなベージュ系、ブラック系の配色が多い傾向です。

普段履きにも使えて、キャンプなどのシーンにも合います。

登山靴をバイク用として使うデメリット

メリットを紹介しましたが、デメリットもあります。

まず操作性は劣ります

バイク用はシフト操作がしやすいように、ソールの引っ掛かりがありません。

登山用だとどうしてもソールの凸凹が引っかかることがあり、ワンテンポ遅れることがあります。

つま先は固いのでシフト操作が痛いなどということは全くありません。

また、シフトガードがないため、耐久力は劣ります

と言っても登山靴のアッパー素材もなかなか固いものが多いので、そうそう破れることはなさそうです。

ソールは柔らかめで発進停止が多い方だと擦り減っていくのが早いかもしれません。

転倒時のプロテクション性能は劣ります

プロテクターは付いていないので、転倒した際にケガをする可能性はあります。

ですが、「安全性が悪い」というわけではないと私は考えます。

安全性はどちらが上か バイクシューズ?登山靴?

安全性には2種類あります。

アクティブセーフティー」と「パッシブセーフティー」です。最近話題の自動運転や自動ブレーキのCMで聞いたことがある方は多いと思います。

アクティブセーフティー

事故を起こさないための安全性 (ライダーの疲労軽減、ABS、トラクションコントロール)
パッシブセーフティー
事故が起こった際の被害軽減のための安全性 (ヘルメット、プロテクター、エアバッグ)
ヘルメットメーカーのSHOEIとARAIもこの考え方の違いがあります。
SHOEIアクティブセーフティーを重視していて、インナーサンバイザーや静粛性、通風性を重視し、ライダーの疲労軽減に繋がっています。
ARAIパッシブセーフティーを重視していて、帽体のコンパクトさ、突起物をなくす、SNELL規格など、頭への衝撃をいかに守るか、逃がすかに繋がっています。
バイクの靴について、「安全性」を考えてみます。
バイク用の靴
プロテクター装備で転倒時の足のケガを防ぐ ・・・ パッシブセーフティー
登山靴
ソールのグリップ力で乗車中の転倒を防ぐ ・・・ アクティブセーフティー

足のプロテクション そもそも必要?

プロテクションの必要性の話になりますが、足を守る必要って実はそんなにないのではないかと思っています。
というのも、身体の特に守らなければいけない部位は、「」と「心臓」ですよね。
この二つは強打すると死にます。
頭はヘルメットをかぶり、心臓は胸部プロテクターで保護しています。
しかし、足はどうでしょう。
足は強打しても死にはしませんよね。
あまり気にする必要はないと思っています。

プロテクション性能を除外したとき、どちらが「安全」?

足のプロテクション性能はあまり重要ではないとしたとき、バイク用シューズと登山靴どちらが安全と言えるのでしょうか。

私の考えは、「登山靴」です。

理由は簡単、「滑らないから」です。

いくらプロテクション性能の高い靴を履いていたとしても、そもそも転ばなければその性能を発揮しません。

そして、登山靴はソールのグリップ力が高いので、すべての路面で滑ることはありません。(立ちごけの心配も少ないです)

アクティブセーフティーの考えです。

対してバイク用シューズだと、ソールが平らなものが多く、滑ります。(滑った後はプロテクション性能が力を発揮しますが・・・)

結論:バイク用の靴に「登山靴」が良い

バイクに乗るときの靴に登山靴を使うことのメリットと、安全性の考えについて紹介しました。

初めに挙げた、バイクの靴を選ぶ時の基準をもう一度確認します。

  • 安全性
  • 快適性
  • デザイン性

この3つを、バイク用シューズと登山靴で比較します。

安全性

前述した「靴に必要な安全性」は「アクティブセーフティー」ということで、登山靴!

快適性

そもそも「ツーリングではバイク乗車中と歩行、山道どちらも重要である」ということから、防水・透湿性、軽量性、グリップ性の良い、登山靴!

デザイン性

ナチュラル系、ブラック系のカラーが多め、普段履きでもカッコいい登山靴!

最後は若干こじつけ感がありますが、3つ全てにおいて登山靴のほうが良いことが分かったと思います。

今回は、バイクに乗るときの靴について、私が悩んだことを元に「登山靴」が良いということを紹介させていただきました。

自分で考え、何度も店に足を運んで検証した結果、とても満足しています。

最後に私が購入した登山靴のリンクを貼っておきますので、是非詳しく確認してみてください。