Overview

はじめに

撮ったけど、伝わらない。

その原因は“難しい機材”ではなく、“撮り方と仕上げ方”にあります。

このガイドは、バイク旅を”映画のように”残すための入門ガイド。
まずは30秒の動画を1本完成させるところから。

  • 撮影の考え方
  • 編集の流れ
  • 覚えておきたいテクニック

基礎〜上級に分けて3STEPで進めます。

高価な機材は不要です。
今あるアクションカメラとスマホで、あなたの旅を何度でも味わえる映像にしていきましょう。

ランタカ
ランタカ
バイク旅動画クリエイター / ブログ運営者
Profile
Youtube / Instagramで旅の美しい瞬間を切り取る映像を発信中 全国各地のツーリング経験から生まれた”撮影&編集”ノウハウを公開しています
How to use

本ガイドの使い方

本ガイドは、「いい感じのバイク旅動画」をゼロから形にするための3つのSTEPで構成しています。

各STEPは、難易度や使用する機材によって区別していますが、順番通りに読まなくても大丈夫。
気になる部分から読み進めて、実際のツーリングや編集にすぐ活かせます。

基礎編

「撮っただけの動画」から「30秒ツーリングムービー」へ。
まずは1本の映像に仕上げる体験から始めましょう。

中級編

ひと味違う「あなたにしかできない動画」へ。
アクションカメラやiPhoneでできるテクニックで映像に変化と奥行きを加えます。

上級編

「空気感・臨場感」まで伝わる「思わず引き込まれる作品へ」
一眼カメラを活用し、ハイクオリティな映像を目指します。

レベル使用機材こんな人におすすめ
基礎編・アクションカメラ
・iPhone
・動画は撮るけど編集したことがない
・短いツーリングムービーを作ってみたい
中級編・アクションカメラ
・iPhone
・見応えのある動画を作りたい
・すぐに実践できるテクニックが知りたい
上級編・ミラーレス一眼
・動画編集PC
・引き込まれるような映像作品を作りたい
・カメラ設定、構図、光の演出をしっかりと学びたい

学び方のコツ

実践しながら読む

短いツーリングやバイク以外での旅行、休日の外出で試すと、理解が早く定着します。

興味のあるSTEPから入る

必ずしも順番に読む必要はありません。興味があるところから始めてOKです。

繰り返し読む

一度読んだだけで習得できるほど簡単ではありません。
読んで試して、また読んで試す。この繰り返しが上達のコツです。

Why We Shoot

なぜバイク旅を映像に残すのか?

雲海とバイク(HONDA 400X)

全身で風を受け、その土地のにおいまで感じるバイク旅。

バイク旅には、車では味わうことのできない感動があります。

暑くて、寒くて、危なくて、苦しい。
その先に見えた絶景に感動する。

五感で感じる圧倒的な情報量が、その感動をより増幅しているのです。

ここで見た景色、感動を記録に残したい。誰かと共有したい。
だからこそ、多くのライダーがアクションカメラを買って動画を撮るのではないでしょうか。

ただ、その前に一度考えてほしいことがあります。
──あなたは、なぜ撮るのか?

もしかすると、今この記事を読んでいるあなたは「なんとなくRECボタンを押している」状態かもしれません。

「撮る理由」が定まらないままでは、どんなに撮影テクニックを覚えても、何も伝わらない動画になってしまいます。

”いい動画”には、テクニックの前に”意図”があります。

「なぜ撮るのか?」が明確な動画ほど、人の心を動かすのです。

動画制作は「アウトプットを意識すること」から上達します。

自分がどんな映像を作りたいのか
──その答えが、あなたの「撮る理由」です。

「撮る理由」は人それぞれで、正解はありません。

たとえば──

  • 仲間との思い出を残したい
  • 感動をSNS共有したい
  • 創作として自己表現したい
  • 自分が走った道をもう一度見たい
  • 数年後の未来の自分に向けて残したい

これらはほんの一例です。
ぜひ、今一度、自分に問いかけてみてください。
あなたの「撮る理由」こそが、映像づくりの出発点になります。

僕がバイク旅の動画を撮る理由

僕がバイクに乗るきっかけになったのは、ある一つの動画でした。
見た瞬間に心を奪われ、気がつけばバイクを買い、キャンプを始めていました。

いま僕が動画を撮るのは、誰かの評価のためではありません。
自分が感じたことを記録し、そのときの感情と共に表現するためです。

そして、その映像を誰かと分かち合った瞬間──
ようやく僕の旅は、ひとつの物語として完結します。

映像には、人の心を動かす力があります。

自分が見た景色、感じた風を誰かに伝えたい。
そして、いつかその映像が、誰かの心を動かすきっかけになってほしい。
そんな想いから、僕はバイク旅の動画を撮り続けています。

詳しく見る
僕がバイク旅の動画を撮る理由|“走り出すきっかけ”をくれた一本の映像
僕がバイク旅の動画を撮る理由|“走り出すきっかけ”をくれた一本の映像
1

基礎編:今日のツーリングを30秒の動画に仕上げる

「撮っただけの動画」から「今日のツーリングムービー」へ。

基礎編では「撮影の考え方」と「編集の始め方」を学びます。
ツーリングから帰ってきたその日のうちに、30秒ツーリングムービーを作ることがゴールです。

短時間で編集して1本の動画に仕上げるためには
撮影時から意識すべきことがたくさんあります。

基礎編の内容を繰り返しやってみるだけで「編集を意識した撮影」が身について、
毎回の動画のクオリティが上がっていきます。

「動画編集」というと、難しいソフトや高価な機材が必要なイメージがありますが、そんなことはありません。

必要なのはiPhoneアプリだけ。
まずは1本の映像に仕上げる体験から始めましょう。
編集のゴールを知ることで、撮影の意識も変わっていきます。

基礎編のゴール
  • 編集の流れを理解する
  • 必要なカットを意識して取れるようになる
  • 撮影した素材から短いツーリングムービーを完成させる
こんな人向け 
  • アクションカメラで撮ったことはあるが、編集していない
  • 編集したことはあるが、動画が単調で見ていて飽きてしまう
  • とりあえず1本の動画に仕上げてみたい
使用機材   
  • アクションカメラ( GoPro, Insta360など)
  • iPhone(スマートフォン)+スマホ三脚
  • 無料編集ソフト(iMovie, CapCutなど)
基礎編のゴール
  • 編集の流れを理解する
  • 必要なカットを意識して取れるようになる
  • 撮影した素材から短いツーリングムービーを完成させる
こんな人向け 
  • アクションカメラで撮ったことはあるが、編集していない
  • 編集したことはあるが、動画が単調で見ていて飽きてしまう
  • とりあえず1本の動画に仕上げてみたい
使用機材   
  • アクションカメラ( GoPro, Insta360など)
  • iPhone(スマートフォン)+スマホ三脚
  • 無料編集ソフト(iMovie, CapCutなど)
1

撮影の考え方を知る

ツーリング先で絶景を前にカメラを構えたけれど、後から見返すと「なんだか物足りない」。
そんな経験はありませんか?

多くのライダーは「景色が良い場所だけ」を撮りがちです。
けれど、ツーリングはエンジンをかける瞬間から始まっています。

バイクを走らせる音、休憩中の一コマ、仲間との何気ない会話——
これらも立派な“旅の物語”です。

”撮影設計”をする

旅のワンシーンをあらかじめ頭に置いておく、いわば動画の絵コンテ
たとえば――

  • 出発前に荷物を積む
  • エンジン始動
  • 信号待ちでの何気ない景色
  • 絶景ロードを走るバイクの影

こうした短いカットを積み重ねることで、
たとえ30秒でも“旅の物語”が自然に浮かび上がります。

物語を作る撮影設計テンプレート

旅の流れを逃さず撮るための「絵コンテ」テンプレート。
オリジナルの撮影設計を学べば”ストーリー”のある動画が作れるようになります、

詳しく見る
ツーリング動画が劇的に変わる|物語を作る撮影設計テンプレート
ツーリング動画が劇的に変わる|物語を作る撮影設計テンプレート
2

1カット10秒で短く撮る

なぜ10秒なのか?

それは、大半のカットは1〜2秒しか使わないから。

撮影は長くても1カット10秒以内。
これを徹底するだけで編集が劇的にラクになります。

長回しをすると、後から見返したときにどのシーンなのか分からなくなり、編集が大変に。
短く撮っておけば、サムネイルをだけでどのカットか分かります

再生しなくてもどのシーンか分かるので、編集にかかる時間が短くできます。

また、同じ映像を長時間撮るよりも、
場面ごとに短く切って撮影した方が選べる素材が増え、見応えのある映像になります。

短く撮る&使える素材を増やす撮影術

短く撮るための心構えや「使えるカット」を撮る簡単テクニックを紹介
これを意識するだけで、編集するモチベーションが上がります。

詳しく見る
ツーリング動画は1カット10秒以内-短く撮って“使える素材”を増やす撮影術
ツーリング動画は1カット10秒以内-短く撮って“使える素材”を増やす撮影術
3

ツーリング30秒ムービーを作る

ツーリングから帰ってきたらその日のうちに編集しましょう。
まずはスマホアプリでOK。
30秒の短いムービーなら15分で仕上げられます。

たった30秒でも、ストーリー性のあるツーリング動画が作れます。

まずは1本の動画を完成させること。
この経験が次のステップにつながります。

スマホでツーリング30秒ムービーを作る完全ガイド

iPhoneだけで30秒動画を15分以内で仕上げる、編集の基本ステップを紹介します。
これを見れば動画編集が初めての人でもツーリング動画が作れるようになります。

詳しく見る
スマホで作るバイクツーリング30秒ムービー 完全ガイド<2025年版>
スマホで作るバイクツーリング30秒ムービー 完全ガイド<2025年版>
基礎編コンテンツのまとめ
Basic 2
1カット10秒で短く撮る

基礎編:仕上げのチェックリスト

基礎編で学んだ内容を振り返ってみましょう。
全て完璧である必要はありません。

大事なのは繰り返しやってみること。
次のチェックリストで、できるようになっていることを確認しましょう。

基礎編仕上げのチェックリスト
  • 撮影設計をして編集の流れを理解できた
  • 1カット10秒以内を意識して撮れるようになった
  • 30秒ツーリングムービーを完成できた

基礎編:FAQ

基礎編でよくある質問をまとめました。
わからないことはなんでも気軽に質問してください。

  • 個別相談(非公開):こちらの質問フォームからどうぞ
  • みんなに共有してもいい質問(公開):この記事のコメント欄へ
Q
4Kで撮らないといけないの?

4Kでなくても問題ありません。
SDカードの対応速度や容量によっては4Kでの撮影が難しい場合があります。
そのときは2.7KやフルHDで撮影しましょう。
画質の良さよりも、カットのバリエーションで魅せましょう。

Q
1カット10秒だと短い場面はどうする?

連続性が見せ場になる場面(出発、到着時やフェリー乗船など)は必ずしも短く切る必要はありません。
また、走行中で操作に余裕がない場合も無理に細かく切らず、安全第一で撮影しましょう。
大事なのは短く撮るという意識です。

Q
帰ってきてから編集する時間がありません

データのコピーだけでもやってしまいましょう。
帰りが遅くなったとき、疲れ果てたときはその日のうちに編集できないかもしれません。
そんな時は、アクションカメラのデータをスマホやPCに移動するだけやりましょう。
次の日の編集のハードルを下げることが重要です。

基礎編を何回か繰り返していくうちに、動画撮影、編集の流れが分かってきます。

慣れてきたら次のステップへ!

2

中級編:「見応えのある映像」に仕上げる

「今日のツーリングムービー」から、「見応えのある映像」へ。

基礎編で「撮って編集する」という一連の流れを経験し、
1本の動画を完成させる自信がついたら、次は“見せ方”を磨く段階です。

中級編では、同じ機材でも撮り方や構成を工夫することで、映像に奥行きや臨場感を加える方法を学びます。

  • タイムラプスで時間の流れを凝縮し、旅のテンポを演出する。
  • Bロールで「余白」をつくり、空気感や雰囲気を引き立てる。
  • 寄りのショットでディテールや感情を切り取り、映像にメリハリを加える。

これらの要素を組み合わせることで、同じルートを走っても、映像の印象はガラリと変わります。
今ある機材をフル活用して、「見応えのある映像」へステップアップしましょう。

中級編のゴール
  • タイムラプスを習得し、”時間の経過”を表現する
  • 「Bロール」「寄りのショット」で余白とディティールを表現する
  • 新しく習得した表現を取り入れた30秒ツーリングムービーを作成する
こんな人向け 
  • 基礎編の内容で動画は作れるようになったが、単調になりがちと感じている
  • すぐに実践できるテクニックが知りたい
  • 他のライダーの動画と差をつけたい
使用機材   
  • アクションカメラ( GoPro, Insta360など)
  • iPhone(スマートフォン)
  • ミニ三脚
中級編のゴール
  • タイムラプスを習得し、”時間の経過”を表現する
  • 「Bロール」「寄りのショット」で余白とディティールを表現する
  • 新しく習得した表現を取り入れた30秒ツーリングムービーを作成する
こんな人向け 
  • 基礎編の内容で動画は作れるようになったが、単調になりがちと感じている
  • すぐに実践できるテクニックが知りたい
  • 他のライダーの動画と差をつけたい
使用機材   
  • アクションカメラ( GoPro, Insta360など)
  • iPhone(スマートフォン)
  • ミニ三脚
1
Overview

タイムラプスで「時間」を描く

流れる雲、動く影、暮れていく街——
時間の流れを凝縮して表現できるのがタイムラプスの魅力です。

撮影は意外と簡単で、アクションカメラやiPhoneの標準機能として搭載されています。

ツーリング中にじっと待つ必要はありません。
休憩中やお昼の時間にカメラを放置して撮るだけで、自然と“いい絵”が集まります。

  • 道の駅でソフトクリームを食べているとき
  • 海に沈む夕日を見ているとき

「待ち時間」にも使える映像素材を撮っていきましょう。

タイムラプスで「時間」を描く

タイムラプス撮影の設定方法と失敗しないコツをまとめました。
ツーリングで活用できる構図や設置ポイントも紹介します。

詳しく見る
バイクツーリング動画を劇的に変えるタイムラプス活用法【2025年版】
バイクツーリング動画を劇的に変えるタイムラプス活用法【2025年版】
2

Bロールで「余白」を作る

走行シーンや景色の映像だけでは“情報の詰め込みすぎ”で、見る人が疲れてしまいます。
そこに「余白」を生むのがBロール

Bロールとは、メインの映像(Aロール)を補う情景カットのこと。

  • 道端に咲く花
  • 海辺の小さな貝殻
  • カフェの看板や湯気の立つコーヒー

こうしたカットは映像に奥行きを与え、見る人に旅の空気を感じさせます。

ポイントは「場面転換のつなぎ」や「休憩シーンの雰囲気づくり」に使うこと。
わずか数秒の挿入でも、映像全体がグッと引き締まります。

Bロールで「余白」を作る

バイクツーリングにおけるBロールとはなにか?
空気感を伝える情景カットの撮り方と、すぐに試せる撮影アイデアを紹介します。

詳しく見る
バイクツーリング動画のBロール撮影 | 「余白」を足してワンランク上の仕上がりにする方法【2025年版】
バイクツーリング動画のBロール撮影 | 「余白」を足してワンランク上の仕上がりにする方法【2025年版】
3

”寄りのショット”で緩急をつける

普通に撮っているだけだと「平坦な映像」になりがちです。
そこで、あえて「寄り」のカットを取り入れると映像にメリハリが生まれます。

  • キーを回す手元
  • ミラーに映る景色
  • タイヤのトレッドやサイドに付いた砂や水滴

寄りのショットは感情や質感を表現し、ストーリー性を強める効果もあります。

”寄りのショット”で緩急をつける

映像に立体感と臨場感をプラスする”寄りのショット”の撮り方を解説します。
バイクツーリングで使える撮影アイデアも紹介

あわせて読みたい
「寄りのショット」で映像に緩急をつける|撮影アイデア集【2025年版】
「寄りのショット」で映像に緩急をつける|撮影アイデア集【2025年版】
中級編コンテンツのまとめ
Intermediate 2
Bロールで「余白」を作る

中級編:仕上げのチェックリスト

中級編で習得したテクニックを活かしてツーリング30秒ムービーを作ってみましょう。
基礎編で作った動画とは比べ物にならないほど「かっこいい動画」になっているはずです。

中級編仕上げのチェックリスト
  • タイムラプスの撮影方法を習得した
  • 「Bロール」「寄りのショット」の撮影方法を習得した
  • 新しく習得した表現を取り入れた30秒ツーリングムービーを作成できた

中級編:FAQ

中級編でよくある質問をまとめました。
わからないことはなんでも気軽に質問してください。

  • 個別相談(非公開):こちらの質問フォームからどうぞ
  • みんなに共有してもいい質問(公開):この記事のコメント欄へ
Q
4Kで撮らないといけないの?

4Kでなくても問題ありません。
SDカードの対応速度や容量によっては4Kでの撮影が難しい場合があります。
そのときは2.7KやフルHDで撮影しましょう。
画質の良さよりも、カットのバリエーションで魅せましょう。

Q
1カット10秒だと短い場面はどうする?

連続性が見せ場になる場面(出発、到着時やフェリー乗船など)は必ずしも短く切る必要はありません。
また、走行中で操作に余裕がない場合も無理に細かく切らず、安全第一で撮影しましょう。
大事なのは短く撮るという意識です。

Q
帰ってきてから編集する時間がありません

データのコピーだけでもやってしまいましょう。
帰りが遅くなったとき、疲れ果てたときはその日のうちに編集できないかもしれません。
そんな時は、アクションカメラのデータをスマホやPCに移動するだけやりましょう。
次の日の編集のハードルを下げることが重要です。

ここまできたあなたは既に「いい動画」が作れる人になっています。
ここからさらに一歩踏み込んで、本格的な映像制作を学んでみたい方は次の「上級編」に進みましょう

3

上級編:「思わず引き込まれる映像作品」へ

ミラーレス一眼を使って「思わず引き込まれる映像作品へ」

中級編でテクニックを身につけたら、次は映像に“深み”を加えるステップです。
上級編では、同じ場所・同じ被写体でも印象を大きく変える、主役の引き立て方・構図・光の使い方を学びます。

ここで身につける技術は、中級編のような「すぐにできるテクニック」ではなく、「繰り返し練習して習得する技術」です。
すぐに習得できるものではありませんが、意識して撮り続けることで必ず成果が出ます。

  • 主役を引き立てるための「距離感」
  • 視線を誘導する「構図」
  • 映像の雰囲気を演出する「光」

これらの技術を使えば見ている人が「思わず引き込まれる」映像作品に仕上げることができます。

また、動画だけでなく写真でも重要となる技術で、習得できれば一生モノです。

上級編のゴール
  • ミラーレス一眼を使い、主役を引き立てる映像が撮れる
  • 基本の構図を再現性高く使える
  • 光を意識した撮影で雰囲気をコントロールできる
こんな人向け 
  • 中級まで”見応え”は出た。さらに没入感を上げたい
  • 一眼を写真だけでなく動画でも活かしたい
  • 「撮り方」で差をつけたい
使用機材   
  • ミラーレス一眼+標準ズームレンズ
  • 三脚
  • 動画編集ができるPC
上級編のゴール
  • ミラーレス一眼を使い、主役を引き立てる映像が撮れる
  • 基本の構図を再現性高く使える
  • 光を意識した撮影で雰囲気をコントロールできる
こんな人向け 
  • 中級まで”見応え”は出た。さらに没入感を上げたい
  • 一眼を写真だけでなく動画でも活かしたい
  • 「撮り方」で差をつけたい
使用機材   
  • ミラーレス一眼+標準ズームレンズ
  • 三脚
  • 動画編集ができるPC
1
Overview

ミラーレス一眼で主役を引き立てる

浅い被写界深度を使うと背景が柔らかく溶け、見る人の視線は自然と主役に集まります。

大事なのは“設定より距離”。
被写体に近づき、背景を離すだけで効果は大きく変わります。

  • 絞り優先モードでF値を小さく設定
  • 主役に近づき、背景との距離を確保
  • ホワイトバランスを固定して色を安定させる

こうして生まれた“視線が迷わない画”は、ツーリング動画の中でも際立つ存在になります。

ミラーレス一眼で主役を引き立てる

ミラーレス一眼での動画撮影方法から、
バイクやライダーを主役として映すための設定や距離感のコツを解説します。

詳しく見る
バイクツーリング動画をミラーレス一眼で「引き込まれる」映像へ | 主役を引き立てる撮影術【2025年版】
バイクツーリング動画をミラーレス一眼で「引き込まれる」映像へ | 主役を引き立てる撮影術【2025年版】
2

構図で”引き込まれる画”を作る

構図は動画の“見やすさ”と“惹きつけ力”を決めます。
ただ撮るのではなく、視線の入口と出口を意識するだけで、同じシーンがまったく違う印象になります。

  • 三分割構図で主役や地平線を配置
  • 前景を入れて奥行き感を演出
  • 道や影を使ったリーディングラインで視線を誘導

ミラーレス一眼/iPhoneどちらでも使える考え方で、基本的な構図を習得するだけで写真や動画の質が向上します。

構図で”引き込まれる画”を作る

引き込まれる画を撮るための基本的な構図を実例を交えて解説します。

詳しく見る
バイクツーリング動画の構図入門 | 視聴者を引き込むフレーミングの基本【2025年版】
バイクツーリング動画の構図入門 | 視聴者を引き込むフレーミングの基本【2025年版】
3

光の演出で雰囲気を出す

光は映像の雰囲気を左右する最も大きな要素です。
時間帯や光の向きを意識すると、同じ場所でもまるで別の場所のように見せられます。

  • 逆光で輪郭を浮かび上がらせ、ドラマチックに
  • 順光で色や形をくっきりと表現
  • サイド光で陰影を強調し、立体感を出す

朝夕のゴールデンアワーや曇天の柔らかい光も、それぞれ異なる魅力があります。
光を味方につけて映像の雰囲気を仕上げましょう。

光の演出で映像に雰囲気を出す

光の種類とその効果、ツーリング動画での活用ポイントを解説します。

詳しくみる
光を意識するとバイクツーリング動画が変わる! | 逆光・順光・サイド光の実践【2025年版】
光を意識するとバイクツーリング動画が変わる! | 逆光・順光・サイド光の実践【2025年版】
上級編コンテンツのまとめ
Advanced 2
構図で”引き込まれる画”を作る
FAQ

よくある質問

Q
Q1. 風切り音は完全に消せますか?

結論:完全除去は難しいですが、実用レベルまで下げられます

  1. 風防スポンジ+マイク位置調整…内蔵マイクからの直風を遮断し、音声のピークを抑制
  2. ワイヤレスマイク(DJI MIC2など)をベルト装着…風の影響を受けにくい位置で録音
  3. 編集でのノイズゲート設定…DaVinci Resolveなどで低音域ノイズをカット これらを組み合わせれば、「ボーボー」から「走行音と会話が聞き取れる」レベルに改善可能です。
Q
Q2. Osmo Action 4のタイムラプスでバッテリー切れしないコツは?

結論:タイムラプスはバッテリー消費が激しいので、切れる前提で対策しよう。

  • 撮影前にフル充電&予備バッテリーを用意
  • 間隔設定を広めに(例:2秒→5秒)してフレーム数を抑制
  • 解像度を「4K→2.7K」に落とすと消費電力が減少
  • 風防ハウジングやフリップスクリーンを閉じるなどモニターOFFにして待機電力を節約 これで1泊2日のツーリングでも安心して撮影できます。
Q
Q3. ミラーレス一眼導入に必要な予算はどれくらい?

ミラーレス一眼のカットをどれくらいの割合で差し込むか?によって必要な機材が変わります。

  • エントリーモデル+キットレンズ:約15〜20万円(Sony α6400+16–50㎜など)
  • 中級モデル+便利ズーム:約25〜35万円(Sony α7 C+24–70㎜ F4など)
  • 本格モデル+シネマレンズ:約40万円以上(GH6+12–35㎜ F2.8/SIGMA Cineなど) 上記に防振マウント+防滴ハウジング(2〜3万円)、予備バッテリー・大容量SD(1〜2万円)を足すと、合計20〜45万円程度を見ておくと安心です。
ランタカ
ランタカ
バイク旅動画クリエイター / ブログ運営者
Profile
Youtube / Instagramで旅の美しい瞬間を切り取る映像を発信中 全国各地のツーリング経験から生まれた”撮影&編集”ノウハウを公開しています

記事URLをコピーしました